【激闘】寺地拳四朗vs矢吹正道 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ

22日に京都市体育館で行われたWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗と同級1位・矢吹正道のタイトルマッチ。拳四朗にとっての9度目の防衛戦となる戦いは両者一歩も引かない死闘となり、10回2分59秒TKO勝ちで矢吹が拳四朗を下し、世界初挑戦でベルト獲得に成功した。今回の試合を経て矢吹は戦績を13勝3敗12KOに、寺地は18勝1敗とした。

矢吹は試合後のインタビューで「途中諦めてしまおうかと思ったがセコンドの掛け声と皆さんの応援のおかげで最後まで頑張ることができた」と死闘を振り返り、「この試合で死んでもいいと思っていたから、遺言のようにトランクスに子供の名前も入れたけど生きて勝つことができた」とこの試合にかけていた強い思いを語った。また「拳四朗選手も絶好調でないかもしれないが、機会があれば是非絶好調同士でやりたい。正直この試合が終わったら勝っても負けても引退するつもりだったが、勝ってしまったから改めて考える。」と今後について語った。

試合後の矢吹による投稿

今回のタイトルマッチは当初9月10日に行われる予定だったが、拳四朗が新型コロナウィルス陽性が発覚して順延となっていた。拳四朗有利の声が多い中、矢吹は一世一代のチャンスをものにして国内ジム所属として6人目の現役世界王者の誕生となった。

【男子プロボクシング現役世界王者】

WBC世界ライトフライ級王者
矢吹正道

WBO世界フライ級王者
中谷潤人

WBO世界スーパーフライ級王者
井岡一翔

WBA世界バンタム級スーパー王者&IBF世界バンタム級王者
井上尚弥

WBA世界ライトフライ級スーパー王者
京口紘人

WBA世界ミドル級スーパー王者
村田諒太

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