アリームがフルトンとの対戦を要求 混沌のスーパーバンタム級
WBA暫定スーパーバンタム級王者のライース・アリーム(米・18勝無敗12KO)が同階級WBO王者スティーブン・フルトン(米・19勝無敗8KO)との統一戦の実施を訴えている。米メディアボクシングシーン.comが報じた。
WBCとWBAレギュラーベルトをかけてルイス・ネリ(メキシコ)とブランドン・フィゲロア(米)の間で 15日(日本時間16日)に行われた世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。この試合で勝利を収めたフィゲロアは9月11日に同じPBC傘下の同階級WBO王者スティーブン・フルトンと統一戦を行うことがすでに内定している。
そんな中、現在30歳のアリームは「フルトンは素晴らしいファイターで良いボクサーだ。しかしリングに上がれば私が初めての敗北を彼に与えることになる」と述べ、フルトンはフィゲロアと戦う前に自分と戦うべきだと主張する。
「我々が先に戦い、その勝者がフィゲロアと戦うべきだ。私から逃げているのはフルトンだ」と訴えている。
フルトンは1月にアメリカのコネチカット州で行われたWBOスーパーバンタム級王座決定戦でアンジェロ・レオ(米)を判定で下し、新王者となっている。一方アリームは同興行のセミファイナルで登場、無敗対決となったビック・パシリャス(米)との戦いを11回TKOで制し、WBA暫定スーパーバンタム級王座を獲得している。
現在同階級のWBAスーパーとIBFのベルトは先日岩佐亮佑をTKOで下したリオ五輪銅メダリストのムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン・9勝 7KO無敗)が保持している。またWBC指名挑戦者のダニエル・ローマンもフルトンとフィゲロアの統一戦の前に自身とフィゲロアとの対戦を訴えている。混沌とするスーパーバンタム級で抜きん出るのは果たして誰なのか、注目したい。
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