WBAが京口紘人とベルムデスに王座統一戦の実施を指示

10日(日本時間11日)、WBA(世界ボクシング協会)はWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(15勝無敗10KO)に対し、WBA同級レギュラー王者のエステバン・ベルムデス(メキシコ・14勝3敗2分10KO)との王座統一戦を行うよう指令を出した。交渉の猶予期間は30日間でそれまでに合意しない場合は入札となり、ファイトマネーの配分は京口が65%、ベルムデスが35%とされる。

京口は3月に米テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズセンターにて挑戦者のアクセル・ベガ(メキシコ)を5回TKOに下して米国デビューを勝利で飾ると同時に3回目の防衛に成功している。

英大手プロモーションのマッチルームは、京口と同様に自社が契約しているWBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(メキシコ・19勝1敗13KO)との統一戦を画策してきたが、ここにきて一旦保留となった形だ。

ベルムデスは5月にメキシコシティで3度目の防衛戦に臨んだWBA世界ライトフライ級レギュラー王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に初の世界挑戦を行い、6回KO勝ちで王座を獲得している。

「毎日食べるため、生活をするために露天商、タクシー運転手、日雇い労働者となりふり構わず働いてきた」という苦労人から成り上がったベルムデス。

京口としてはソト戦を前に決して落とせない試合となる。

カニサレス vs ベルムデス戦

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