カシメロ、故郷 レイテ島メリダで大歓迎を受けるも表彰式に現れず

先月、米カリフォルニア州カーソンで行われたWBOバンタム級タイトルマッチで挑戦者ギレルモ・リゴンドー(キューバ)に勝利し防衛に成功した王者ジョンリル・ カシメロ(フィリピン)が9日、故郷のレイテ島メリダに凱旋、町長のロランド・ビラセンシオ氏をはじめ町議会や地元の人々に温かく迎えられた。

現在31歳のカシメロは、フィリピン中部レイテ島の西海岸にあるオルモック市から南西に約22キロに位置するメリダのカバリワンという村で生まれ育った。地元フィリピンメディアによると、カシメロはメリダでの大歓迎の一方で、オルモック市で用意されていた「歓迎式」に、連絡ミスにより姿を現さず物議を醸したと報じられている。報道によると当日はカシメロのために車でのパレード、記者会見およびオルモック市のリチャード・ゴメス市長から表彰楯の贈呈が行われる予定であったというが、日を改め再度日程を調整しているという。

カシメロはこの式典に参加しなかったことについて、乗っていた車の2本のタイヤの空気が抜け予定通りに進まなかったこと、また同行者のひとりがPCR検査の陰性証明を提示しなかったために港で拘束されたことが理由であると市に伝えているという。

故郷に凱旋し仲間の歓迎を受けるカシメロ

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