ジェイソン・マロニー ガバリョvsロドリゲス戦の勝者と対戦を希望

昨年の10月にラスベガスのMGMグランドにて、ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥に挑戦するも、7ラウンドKOに散ったジェイソン・マロニー(オーストラリア・21勝2敗)。そのマロニーが、レイマート・ガバリョ(フィリピン・24勝無敗20KO)とエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ・19勝2敗12KO)の間でバンタム級暫定王座をかけて行われる予定のリマッチについて、自論を展開している。

英専門メディアのTop Class Boxingにおいてマロニーは、「ロドリゲスとガバリョの試合は良いファイトだったが、私は公平に見てロドリゲスが勝ったと思っている。積極的だったのはガバリョの方だが、効果的なパンチは当たっていなかった。おそらくロドリゲスとしてももっと良い試合運びで周囲を納得させる事ができたはずだが、それでも私は彼が勝利を得るに充分であったと思う」
「リマッチはロドリゲスが勝つだろう。彼のほうがボクサーとして優れており、リマッチでよりはっきりとした勝利を得るために何を強化するべきかを理解しているはずだ。」

「是非この一戦の勝者と戦う機会を手に入れたい。2021年中に世界チャンピオンになることは私の夢であり、ゴールだ。そのために必要なことは何でもやる。私はガバリョとロドリゲスの両者に勝つ自信を強く持っている。」

「私は2018年に僅差判定でロドリゲスに敗れて以来、格段に進化している。彼にリベンジを果たしてそれを証明し、世界を掴むチャンスがほしい。その準備はすでにできている。」などと語った。

リマッチまでの経緯

レイマート・ガバリョとエマヌエル・ロドリゲスの二人は昨年の12月にコネチカット州アンカスビルで同級暫定王座をかけて戦い、12ラウンドの攻防の末にスプリットデシジョン(116-112、115-113、118-110)でガバリョが勝利したが、その判定結果については各方面から疑念の声が上がっていた。

判定に納得がいかないロドリゲス陣営は直ちに公式に抗議の意思を示し、WBCが1月25日、2人に対してバンタム級暫定王座をかけたリマッチを行うよう指示している。

  1. この記事へのコメントはありません。