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井上尚弥の標的 ノルディーヌ・ウバーリの防衛戦3月にパリで開催と米メディア報道

WBC世界バンタム級王者のノルディーヌ・ウバーリ(仏・17勝無敗12KO)が3月13日にパリで防衛戦を行う方向で合意したと米専門メディアのボクシングシーン.comが報じている。実現すればウバーリにとって初の母国での世界戦となる。

記事によると対戦相手は2017年にWBC世界フライ級王座に挑戦経験のあるナワポン・ポー・チョクチャイ(タイ・50勝1敗1分40KO)。既に条件は合意されているとのことだが、試合実現の可否は新型コロナウイルス拡大の動向とフランス政府の判断に委ねられているという。フランスでは1月31日に、新型コロナウイルスの拡大に対する措置として非EU国との国境が不確定期間閉鎖されることが政府より発表されている。

ウバーリにとって今回は2019年1月にタイトルを獲得して以来3度目の防衛戦となる。直近の試合は2019年11月にさいたまスーパーアリーナで行われた井上尚弥 vs ノニト・ドネア戦のセミファイナルとして行われた井上拓真戦である(12ラウンド判定勝利)。

WBCのバンタム級王座を巡っては、当初4階級制覇のノニト・ドネアが王者のウバーリに挑戦するカードが決まっていたが、昨年10月下旬にウバーリが新型コロナウイルスの陽性反応を示したことで試合が中止となっていた。

その後WBCはウバーリを休養王者として承認するも、新型コロナウイルス陰性が確認され、コンディションが万全になったと判断。1月にウバーリは正規王者に復帰していた。

一方、ウバーリの対戦相手であるポー・チョクチャイはタイ・バンコク出身の29歳、オーソドックスファイターで現在14連勝中と波に乗っている。2009年のデビュー戦はあの前WBC世界S・フライ級チャンピオンのシーサケット・ソールンビサイで、6回ドロー判定で引き分けている。

日本が誇るパウンド・フォー・ファイター、井上尚弥が4団体統一のために狙うWBCのベルト。その行方に注目していきたい。

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