MEGA2021延期も メイウェザーは次戦を東京で開催の意思

今月28日に東京ドームで開催が予定されていた「MEGA2021」の延期が発表された。ボクシングの元世界5階級王者フロイド・メイウェザーが出場予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人の入国が禁止となっていることを延期の理由としており、今後の入国制限緩和の状況を見極めつつ、年内の開催を目指すとのことだ。

そうした中、メイウェザーは自身のインスタグラムで、同じく延期となっている人気YouTuberのローガン・ポールとのエキシビションマッチを東京で行う意思を示している。

「今年はいくつかのエキシビションに集中したい。東京でも再びエキシビションを行うだろう。相手はもちろんローガン・ポールだ。」
「そしてもし(同じく人気YouTuberの)ジェイク・ポールが次のベン・アスクレンとの試合に勝つことができたら、俺は彼ともエキシビションを行うだろう」
「50セントも俺と戦いたがっているが、小さすぎると言ってるらしい。年末でよければ戦ってもいいし、こいつらが相手であれば体重差は気にしない」
「ポール兄弟とのイベントはいい金になるが、50セントの場合は”勝者総取り方式”であるべきだ。」などと発信している。

これらが本当に実現されるのか、いつも気まぐれな発言をするメイウェザーだけに、不確実な状況であることには変わりないだろう。

テオフィモ・ロペスが”YouTuberボクシング”に苦言

一方でこうした動きに苦言を呈しているのが、ボクシング界の新星であるライト級世界統一王者のテオフィモ・ロペス(アメリカ・16戦全勝無敗12KO)だ。

ロペスは最近、自身のツイッターアカウントに”YouTuberボクシング”がこのスポーツをつまらなくしていると訴え、すぐにでも止めるべきだと要求している。具体的な名前は出していないが、ポール兄弟を指していることは明白である。

「この”YouTuberボクシング”を止めろ。これまで我々が必死に努力して築き上げてきたスポーツを貶めるな!クソだ!」と言葉を荒げている。

果たして、”YouTuberボクシング”は観客を呼び込むためにボクシング界に必要なものなのか、もしくはポール兄弟のファンたちは決して継続的なボクシングファンにはなりえないただの通りすがりの観客なのか?

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