【結果&試合後インタビュー】井岡一翔 vs フランシスコ・ロドリゲスJr.

9月1日に東京・大田区総合体育館で行われたWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔と同級2位の挑戦者フランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)のタイトルマッチ。元ミニマム級世界王者を相手に行われた井岡にとって3度目の防衛戦は3-0の判定で井岡が防衛に成功した。今年に入ってタトゥー騒動やドーピング疑惑など苦難が続いた井岡であったが、強敵を相手に無事勝利を収めることができた。

3人のジャッジは全員116-112で井岡を支持。今回の試合をもって井岡は戦績を27勝2敗に、ロドリゲスは34勝5敗1分とした。

試合後のインタビューで井岡は「試合前から想定して準備をしてきたが、こういうコロナ禍の中日本に来てタイトルを取りに来るという、死にものぐるいの気持ちというのが、想像以上に強かったので少し手を焼いてしまったが、こういう選手に競り勝てたというのは自分としてもいい経験になった」と試合を振り返った。

無観客となった試合については「会場のお客さんの応援にいつも多くの力をもらっているのですごく不安ではあったが、こうしてTVで放映してもらっている事で、カメラの向こう側から多くの方に見て頂いていると思うと心強かった」と語った。

今後については「今日無事防衛できたので、自分自身がずっと言っている統一戦を実現して、この階級で日本人ボクサーとして井岡一翔が一番強いということを証明したい」と語り、他団体王者との対戦を改めて希望した。

メジャー4団体のベルトは現在WBC・WBAスーパーをエストラーダ、IBFをアンカハスが保持している。こうした強豪とのビッグファイトをかねてより熱望している井岡の今後のステージに期待したい。

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