拳四朗の再出発 4.24防衛戦を発表
ボクシングWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29)が8日、大阪で会見を開き、同級1位・久田哲也(36)と4月24日にエディオンアリーナ大阪で8度目の防衛戦を行うことを発表した。
この試合は当初2020年12月19日に予定されていたが、同年7月に拳四朗が駐車されていた他人の自家用車を酩酊状態で傷つけたことが発覚。事態を受けて試合は中止となった。
日本ボクシングコミッションからライセンス停止や社会奉仕活動の義務を含めた処分を科された拳四朗は、謹慎中に子供たちへのボクシング指導、登下校の見守り、神社や寺の清掃、駅前のゴミ拾い、介護施設での野菜収穫などのボランティア活動に取り組んだという。
処分解除後の1日に開かれた今回の記者会見で拳四朗は「前回の試合は私事で中止になり申し訳ございません」と陳謝。迷惑をかけた久田選手や関係者に謝罪した上で、試合を組んでもらえた事に対して感謝の意を示した。
また周りの様々な人の協力で社会奉仕活動の経験ができたこと、その人たちに勝って恩返ししたいことなどを素直な言葉で語った。
自身の失態でつまずいた拳四朗だが、本人も反省し被害者からの赦しを得たのであれば、その秀でた才能を発揮して再びボクシングファンを魅了してくれることを期待したい。
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