マイク・タイソン ホリフィールド戦二転三転も「実現させる」
5月29日にマイアミでの開催を候補として交渉が進められていたボクシングの元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(54=米国)とイベンダー・ホリフィールド氏(58=同)のエキシビションマッチ。両陣営の条件交渉が折り合わず一度は開催が立ち消えとなる方向であったが、再び復活する可能性が出てきた。
合意目前まで行っていたと思われる「3度目の対戦」。しかしマイク・タイソン陣営が2500万ドルのオファーを拒否したことにより、交渉が決裂したことをホリフィールド陣営が明かしたと、22日米スポーツ専門局のESPNが報道していた。
ホリフィールドのマネージャーはメディアに対して「契約合意に至ったと思っていたがタイソン陣営が全てのオファーを断り破棄された」「これまで誠意を持って交渉してきたが結果的に時間を無駄にした」と語っていた。
しかしその報道から一夜明けた23日、タイソンは米メディアHAUTE LIVINGの取材に対し、一転ホリフィールドとの対戦に前向きな立場を表明。金額条件には触れなかったものの、「近い将来ホリフィールドとの対戦は実現する。いくつかの小さな基本事項を修正して契約書類を整えればすぐにだ」と語った。
一方でタイソンは昨年11月に元世界4階級制覇のロイ・ジョーンズ(52=米国)との間で行われたエキシビションマッチを主催したトリラー社とは取引を行わないことを明言し、今後はプロモーター抜きで自身のキャリアを作っていくことを宣言している。しかし当のトリラー社はタイソン氏の次戦について「優先買取権と最終拒否権」を保有しているとメディアで伝えられている。
トリラー社との関係で問題が起きていることは間違いないようだが、ホリフィールドとの対戦が正式に決まるには両者の間で何らかの妥結がなされる必要があるだろう。
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