井上岳志 vs ティム・チュー 11月17日オーストラリアで開催
ボクシングWBOアジアパシフィックS・ウェルター級王者の井上岳志とオーストラリアの人気選手で世界のベルトを見据えるWBO同級1位のティム・チューとの対戦が11月17日にオーストラリアで行われると海外メディアが報じた。チュー自身もSNSで試合が決定したことを投稿している。
現在WBO王座への挑戦権を保持するチュー(19勝無敗15KO)であるが、年内での王座挑戦が難しい状況を受け、試合間隔を空けないために今回の試合を行うことを決めたようだ。
現在WBO同級7位の井上(17勝1敗1分10KO)は2019年に無敗の王者ハイメ・ムンギア(現在37勝無敗30KO)に挑戦し判定負けを喫したが、その後の試合では4連勝している。FOXスポーツの取材においてオファーが来た理由を聞かれ、「おそらくランカーの中で自分をリスクが低い相手と考えたのだろう」とコメント。しかし「彼らはきっと後悔する」と自信を覗かせる。そして「最初はジャブを打ち合って、それからインサイドの攻防となり、後半のラウンドで彼の心を打ち砕いてKOで勝つ」と仔細に展望を語った。
一方のチューは「私のキャリアの中で最も難しい試合になると思う。間違いなく私のキャリアの中で最もタフな相手だ」と最大限の警戒を持って井上を評している。さらに「不器用で無骨でタフ」な相手と表現した上で、12ラウンドを待たずに試合を終わらせると息巻く。
井上にはこのビッグチャンスをものにして、WBA/WBC/IBF王者ジャーメル・チャーロ(米)かWBO王者ブライアン・カスターノ(アルゼンチン)の持つベルトへの挑戦を実現してほしい。
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