亀田和毅「チャンスがあればもう一度世界に」

ボクシング元世界2階級制覇王者の亀田和毅(36勝20KO3敗)が約2年ぶりにリングに上がることが先日発表された。5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場にて、56.5キロ契約の8回戦で三宅寛典(9勝1KO10敗2分)と戦う。

所属するジムの会長で和毅の兄でもある亀田興毅氏は今回のマッチメークに関して、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で海外から選手を招聘できず、全ての日本ランカーからも断られるなかで最終的に三宅選手が名乗りを上げた経緯を述べ、苦心して今回の実現にこぎつけたことを明かしていた。

今回2019年7月にWBC世界スーパーバンタム級王座挑戦でレイ・バルガスに敗れて以来の試合となる亀田。6日に公開練習を行った際、記者からのインタビューに対して「チャンスがあればもう一度世界に行きたいという気持ちはある。次の試合で40戦となるキャリアを持ち、今でも世界チャンピオン以上の実力がある。あとは試合をして世界戦のチャンスをもらえればそれが一番だ」と意気込みを語った。

現在のスーパーバンタム級は4月3日に岩佐亮佑を5回TKOに下したWBAスーパー・IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン・9勝7KO無敗)、WBO王者のスティーブン・フルトン(米・19勝8KO無敗)、WBAレギュラー王者のブランドン・フィゲロア(米・21勝16KO無敗1分)、WBC王者のルイス・ネリ(メキシコ・31勝24KO無敗)といった王者たちが群雄割拠する階級である。このなかで亀田が世界戦を勝ち上がり、再び王者に返り咲くことを期待したい。

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