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オスカル・バルデスの次戦 五輪金メダリストのロブソン・コンセイサオと交渉中

2月にミゲール・ベルチェルトを10ラウンドKOに下し、WBC世界スーパーフェザー級のベルトを手にしたオスカル・バルデス(29勝無敗23KO)。米大手ボクシングプロモーションのトップランク社CEOのボブ・アラム氏が、そのバルデスの次戦の相手として元五輪金メダリストでアマチュア時代にバルデスを破ったことのあるロブソン・コンセイサオと交渉中であることを明かした。時期は8-9月を想定しているという。米専門サイトのボクシングシーン.comが報じている。

ロブソン・コンセイサオ(16勝無敗8KO)は2016年に母国ブラジルで行われたリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得。2009年にメキシコシティで行われたパンアメリカン競技大会で同じくアマチュアでメキシコのオリンピック代表としても活躍したオスカル・バルデスと対戦、4回判定でバルデスに勝利している。

アラム氏はコンセイサオを「ハードパンチャーではないが、非常に高い技術を持っている。(バルデスにとっても)簡単な試合にはならない」と評している。

一方でバルデスのマネージャーであるフランク・エスピノーザはボクシングシーンの取材に対しトップランク社と交渉中であることを認め「プロになった今、バルデスは以前の敗戦の借りを返したいだろう」と陣営としてコンセイサオとの対戦に前向きであることを隠さない。

バルデスはWBO世界フェザー級王座を6度防衛したあと、2019年にスーパーフェザー級に階級を上げている。直近の試合は2021年2月に米ラスベガスMGMグランドで行われたWBCスーパーフェザー級タイトルマッチ。挑戦者のバルデスが王者ミゲール・ベルチェルトを10ラウンドに強烈なKOに沈めタイトルを獲得した。技術とパワーに分のあるベルチェルトが有利とする大方の予想を裏切り、バルデスがベルチェルトに対し3度のダウンを奪取。自身のキャリア最大の戦いを勝利で飾った。

バルガスの対戦候補としては、今月上旬に行われた元2階級王者カール・フランプトン(英)との戦いに勝利し3度目の防衛に成功したWBOスーパーフェザー級王者のジェメル・ヘリング(米・23勝2敗11KO)も取り沙汰されているが、アラム氏はまずはバルデスとコンセイサオとのマッチを優先し、その後にヘリングを絡ませたい考えのようだ。

バルデス vs ベルチェルト戦のKOシーン

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