デメトリアス・アンドラーデの次戦相手にクリス・ユーバンクJr. が浮上

WBO世界ミドル級王者のデメトリアス・アンドラーデ(米・30勝無敗18KO)とWBA世界同級暫定王者クリス・ユーバンクJr.(英・29勝2敗22KO)との対戦の可能性について、英ボクシングプロモーション大手のマッチルームボクシング代表エディ・ハーン氏が自身のインスタグラムで言及した。

今月中旬フロリダ州でアンドラーデがリアム・ウィリアムス(英)に判定勝ちを収めたWBO世界ミドル級王者タイトルマッチを観戦後、ハーン氏はインタビューに対し「チャンピオンはチャンピオンと戦わなくてはいけない」と語り、アンドラーデの次戦について同階級で高い認知を誇るゴロフキンかチャーロとの対戦を希望していた。

現在33歳で近い将来ピークをすぎる可能性のあるアンドラーデ。ハーン氏としても早いうちにビッグネームとの対戦を組みたいところではあろう。しかし現段階で引き合いがない状況のため、そこに固執せず代替案としてユーバンクとの対戦を考えているのかもしれない。

今週末に行われるマーカス・モリソンとの試合にユーバンクが勝利すれば、ハーン氏は「アンドラーデを英国に連れて来てユーバンクとWBOのベルトをかけて対戦させることも面白いだろう」と語っている。

元世界2階級制覇王者の父親と同じく強靭なフィジカルを持つファイターで、イギリスでは人気の高いユーバンク。彼にとって今週末に行われる試合は、ロシアのマット・コロボフを2019年12月に2回34秒TKO(左肩を負傷したコロボフが棄権)で下し、WBA世界スーパーミドル級暫定王座を獲得して以来1年4ヶ月ぶりの試合となる。もし今回勝利を収めてアンドラーデとWBOのベルトをかけて戦うチャンスが訪れれば、喜んで受け入れる可能性が高い。

WBSSセミファイナル ジョージ・グローブス vs クリス・ユーバンクJr.戦  フルファイト

  1. この記事へのコメントはありません。