ダニエル・ローマンがネリvsフィゲロアの勝者への即挑戦を訴える
WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)とWBAレギュラー王者のブランドン・フィゲロア(米)のスーパーバンタム級タイトルマッチが15日、カリフォルニア州カーソンで行われる。そのセミファイナルで、リカルド・エスピノサ・フランコ(メキシコ・25勝3敗21KO)と対戦する元WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級王者のダニエル・ローマン(米・27勝3敗1分10KO)が、ネリvsフィゲロア戦の勝者への早期挑戦を訴えている。
15日のタイトルマッチの勝者は、9月11日に同じPBC傘下の同階級WBO王者スティーブン・フルトン(アメリカ・19戦全勝8KO)と統一戦を行うことが内定しているが、ローマンはWBCの指名挑戦者である自分を飛ばして統一戦が行われることを不服としているようだ。
ローマンは昨年9月にファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)との間で行われたWBC世界スーパーバンタム級指名挑戦者決定戦に判定勝利を収めているため、自身のWBCタイトルへの挑戦がフルトンとの統一戦よりも先に行われるべきと米専門サイトのボクシングシーン.comに訴えている。
「勝者が9月にフルトンと統一戦を行うことが既に決まっていることは知っているが、指名挑戦者である自分を飛ばすことは許されない。自分は昨年9月に勝利して先にその権利を獲得したのだから」
ローマンは、2020年1月にムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦で1-2の判定負けを喫し、WBAスーパーとIBFのベルトを失った。今回のフランコ戦は昨年9月のパヤノ戦以来の復帰2戦目となる。世界タイトル戦線に残るには、今回のフランコ戦に勝利することがまずは先決と言えよう。
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