リング誌がサンダースに対する不適切なSNS投稿を謝罪

米ボクシング専門誌のリング誌は元WBO世界スーパーミドル級王者のビリー・ジョー・サンダース(英)を”no heart”(気持ちが弱い)と表現してSNSに投稿したことを謝罪、現在は当該ツイートを削除している。

サンダースは8日(日本時間9日)に米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われたスーパーミドル級王座統一戦で対戦相手のカネロ・アルバレス(メキシコ)の強烈な右アッパーを右目付近に受け負傷。8回終了後に陣営が棄権を申し出た。報道によるとサンダースは眼窩を計4箇所骨折しており、直ちに手術を受けたという。

戦前の強気な発言に反し試合を途中棄権したサンダースに対して一部ファンや関係者から非難の声が上がる中、リング誌も自社のSNSで「BILLY “NO HEART” SAUNDERS」とサンダースの名前をもじる形で茶化した。これに対して同誌への批判が殺到、結果的にすぐに取り下げることとなった。

リング誌はこの騒動を「不慮の事故」と主張し「ビリー・ジョー・サンダースに関する不適切な投稿は編集部による投稿ではなく、SNSに関する業務をサポートしている人間が間違ってあげたもの」と説明、「自身のアカウントと間違えて(リング誌公式の)アカウントを使ってしまった」と説明した。

さらに「このような酷い間違いによって非常に不快な思いをさせてしまったサンダース陣営、ファン、ならびにボクシングコミュニティに対して謝罪したい」と述べている。

サンダース陣営によると試合を止めたのはサンダースの意志ではなくトレーナーの判断であったと試合後に言及していた。

リング誌が削除した当該ツイート
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