リゴンドーは“ボクシング”をすればカシメロに勝てる トレーナーのシールズ氏

8月14日（日本時間１５日）に米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルススポーツパークで開催されるWBOバンタム級王者ジョンリル・ カシメロ（フィリピン・30勝4敗21KO）と２階級制覇王者ギレルモ・リゴンドー（キューバ・20勝1敗13KO）のタイトルマッチに向けた最終記者会見が12日（日本時間13日）にロサンゼルス市内のホテルで開かれた。

カシメロは「リゴンドーは2度オリンピックに出場している素晴らしい選手だ」とリゴンドーに対して一定の敬意を示しつつも、「最近は6人連続でノックアウトしている。次はリゴンドーだ。8月14日は彼の引退試合になる。もってもせいぜい3ラウンドだ。逃げるなよ！」といつも通りの強気な発言を繰り返した。

対するリゴンドーは「カシメロは、私が倒す3人目のフィリピン人となる。彼が何を言おうと全く気にならない。リングの上で自分がどんなファイターであるかをこの拳で彼に示すだけだ」と挑発に乗ることもなく冷静に対応した。

報道によると、40歳という年齢から衰えが指摘されるリゴンドーがカシメロのプレッシャーに耐えられるのかという周囲の声に対し、リゴンドーとタッグを組むトレーナーのロニー・シールズ氏は「リゴンドーはボクシング界で最も優れたフットワークを持っている。リズムを取り、動きとフットワークで試合を支配することができる」とし、そのような心配は意に介していない。

そして「私はこれまで選手にKOを狙うような指導をしたことはない。リゴンドーは当日“ボクシング”をする。それが彼の得意とするところであり、彼が彼のままでいれば試合に勝てるだろう」と述べ、打ち合いに付き合わず、脚を使ったアウトボクシングがリゴンドーを勝利に導くと自信をみせる。

＜放送予定＞
生中継！エキサイトマッチＳＰ「リゴンドーvsカシメロ」WBO世界バンタム級タイトルマッチ（ゲスト：井上尚弥）
8/15（日）午前11:00〜　WOWOWライブにて
8/16（月）よる9:00