スーパーライト級王座統一戦がついに5月22日に決定 史上6人目の快挙なるか
ボクシングプロモーターのトップランク社は自身のSNSで、長らく待ち望まれていたWBC&WBO王者ホセ・ラミレス(米)とIBF&WBAスーパー王者ジョシュ・テイラー(英)によるスーパーライト級王座の統一戦が5月22日に決定したことを発表した。
ラミレス(26勝無敗17KO)は2018年にテレンス・クロフォードの王座返上に伴い開催されたWBC世界スーパーライト級王座決定戦に判定勝利し、初の世界タイトルを獲得。さらに2019年7月にはWBO同級王者のモーリス・フッカー(アメリカ)をKOで倒しWBCとWBOの統一に成功した。一方のテイラーは2019年に行われたWBSSの準決勝でイバン・バランチェク(ベラルーシ)に勝利してIBF王座を獲得、決勝ではWBAスーパー王者のレジス・プログレイス(アメリカ)を僅差判定で破り、IBFとWBAのベルトを統一している。
昨年の始めにトップランク社と契約したテイラーだが、新型コロナの世界的な感染拡大の影響によりなかなか進展していなかった統一戦がここに来てようやく実現に向かう形となった。
ラミレスは「メキシカンとして初の4団体統一王者となる歴史を作りたい」と抱負を述べ、対するテイラーも「ついに試合が決まって興奮している。自分のキャリアにとって最大の試合にのぞむことが待ちきれない。統一王者になることは全てのボクサーが夢見ることだ」とメディアに語っている。
ボクシング史上これまでに主要4団体の世界王座を統一した選手は、バーナード・ホプキンス、ジャーメイン・テイラー、テレンス・クロフォード、オレクサンドル・ウシク、テオフィモ・ロペスの5人しかいない。果たして6人目の栄誉を掴むのは、ラミレス、テイラーのどちらだろうか。
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