ホセ・ラミレス vs ジョシュ・テイラー 今週末の4団体統一戦にかける思い

いよいよ今週22日(日本時間23日)に迫ったWBC&WBO王者ホセ・ラミレス(米)とIBF&WBAスーパー王者ジョシュ・テイラー(英)によるスーパーライト級王座の統一戦。史上6人目の主要4団体世界王座統一をかけた大一番を前に、両者が米スポーツ専門局のESPNに思いを語っている。

ホセ・ラミレス

「元々は非常に質素な生活を送っていたが、試合規模が大きくなりファイトマネーが増えるにしたがってボクシング以外のことにお金を使えるようになり、家族や子どもたちにより良い人生を与えることができるようになった」

「世界王者になった時は、重かった肩の荷が降りた感じがして自信も強まりもっと大きな試合や栄光が欲しくなった」

「今回の試合は前回のポストル戦とは違う。ボクシング界におけるビッグファイトであり、このような試合に関われて光栄だ」

ジョシュ・テイラー

「統一王者になる事は以前の自分には非現実的な夢だった。なぜなら統一王者として思い浮かぶのは、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスといったスーパースター達だからだ。スコットランドの(小さな田舎町である)プレストンパンズから出て来た小さな自分がそのレベルに達するなんて信じがたかったんだ。けれど一歩ずつ歩んでここまで来ることができた」

「WBSSがなかったらおそらく統一戦は実現していなかっただろう。メイウェザー対パッキャオのように実現までに何年もかかり、おそらく未だにラミレスへの挑戦を待っていたかもしれない」

「ラスベガスで4団体統一戦を行うのは非常にまれで特別な事だ。こんな大規模な戦いを行えることは幸運だし、自分は恵まれていると思う。でもこの立場になるために努力を重ねてきたのであって決して運で来たわけではない。5月22日は自分の力を出し切って、必ず最高の結果を出すよ」

ラミレス(26勝無敗17KO)は2018年にテレンス・クロフォードの王座返上に伴って開催されたWBC世界スーパーライト級王座決定戦に判定勝利し、初の世界タイトルを獲得。その後2019年7月にはWBO同級王者のモーリス・フッカー(アメリカ)にKO勝利し、WBCとWBOの統一に成功した。一方のテイラーは2019年に行われたWBSSの準決勝でイバン・バランチェク(ベラルーシ)に勝利してIBF王座を獲得、決勝ではWBAスーパー王者のレジス・プログレイス(アメリカ)を僅差判定で破り、IBFとWBAのベルトを統一している。

ボクシング史上、主要4団体の世界王座を統一した選手はバーナード・ホプキンス、ジャーメイン・テイラー、テレンス・クロフォード、オレクサンドル・ウシク、テオフィモ・ロペスの5人しかいない。6人目の栄誉を掴むのは果たしてラミレスか、テイラーか。

本試合の放送・配信(予定)
5/23(日)午前11:00頃〜先行ライブ配信 WOWOWオンデマンド
5/24(月)午後6:00〜 WOWOWプライム

ラミレス vs テイラー戦 トレーラー
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