尾川堅一 7月にドバイでIBFスーパーフェザー級タイトルマッチが決定

現在空位となっているIBFスーパーフェザー級王座をかけ、IBF1位のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン・15勝無敗1分12KO)と同3位の尾川堅一(25勝1敗1分18KO)のタイトルマッチが行われる。このたび両陣営が合意に至ったことを米専門サイトのボクシングシーン.comが報じた。

試合はアラブ首長国連邦のドバイにて7月10日もしくは17日のいずれかの日程で開催される模様。

IBFのベルトを巡っては、2月に前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(米国)とラキモフとのタイトルマッチが行われたが、ディアスが前日計量で1.6キロの体重超過を犯し王座を剥奪され、試合の結果はドロー判定で決着がつかなかったため王座は空位となっていた。試合後、ルールを守れなかったディアスが「自分の命を犠牲にしてまで体重を作るつもりはない」と開き直ったことも話題となった。その後IBFはラキモフにランキングで次点につける尾川との対戦を命じていた(2位は現在空位)。

尾川は2017年12月に米ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦でテビン・ファーマー(米)に2-1で判定勝ちするも、試合後に禁止薬物の陽性反応が出て無効試合とされた。持病のアトピー性皮膚炎の塗り薬が原因であると考えられたが、裁定は変わらなかった。

以後1年間のライセンス停止期間を経て2019年2月にリングに復帰してからは戦績を3勝1分(1分けは偶然のバッティングによる5回判定引き分け)としている。再び巡って来たベルト獲得のチャンス。尾川にはなんとかこれをものにしてもらいたい。

IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦 尾川堅一 vs テビン・ファーマー戦 ハイライト

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