尾川堅一 8月20日にドバイでIBFスーパーフェザー級タイトルマッチ

現在空位となっているIBFスーパーフェザー級王座をかけ、IBF1位のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン・15勝無敗1分12KO)と同3位の尾川堅一(25勝1敗1分18KO)のタイトルマッチが8月20日にアラブ首長国連邦のドバイにて行われることを、ラヒモフのプロモーターであるRCCボクシングが明かした。米専門メディアのバッドレフトフックが報じている。元々本試合は7月10日もしくは17日のいずれかの日程で開催される可能性が報道されていた。

IBFのベルトを巡っては、2月に前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(米国)とラキモフとのタイトルマッチが行われたが、ディアスが前日計量で1.6キロの体重超過を犯し王座を剥奪され、試合の結果はドロー判定で決着がつかなかったため王座は空位となっていた。その後IBFはラキモフにランキングで次点につける尾川との対戦を命じていた(2位は現在空位)。

尾川は2017年12月に米ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦でテビン・ファーマー(米)に2-1で判定勝ちするも、試合後に禁止薬物の陽性反応が出て無効試合とされた。持病のアトピー性皮膚炎の塗り薬が原因であると考えられたが、裁定は変わらなかった。以後1年間のライセンス停止期間を経て2019年2月にリングに復帰してからは戦績を3勝1分(1分けは偶然のバッティングによる5回判定引き分け)としている。

本試合の勝者は先週行われたIBF指名挑戦者決定戦で勝利したアジンガ・フジーレ(15勝1敗9KO)と戦うことになる可能性が高い。そのフジーレは2019年9月にラヒモフと対戦し8回TKOに敗れている。現在33歳の尾川。再び巡って来たベルト獲得のチャンスをものにしてもらいたい。

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