中谷正義 世界最強ボクサーの一人“ハイテク”ロマチェンコと夏にも対戦の可能性
昨年10月にラスベガスで行われたボクシングの世界ライト級統一戦でテオフィモ・ロペス(米)に12回判定で敗れた世界最速3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。その復帰戦の相手が、2019年に同じくロペスに判定負けを喫した中谷正義になる可能性があると米専門メディアのBoxingSceneが報じている。
同メディアによると、トップランクのボブ・アラムCEOはこの計画につき「我々はロマチェンコと話し、初夏の復帰戦開催を想定している。彼はバブル(コロナ対策としてラスベガスMGMグランド内にトップランク社が設けたボクシングマッチ開催用の隔離施設)で戦う事に飽き飽きしている」と明かした。
さらに「彼は人気選手でありアメリカで試合を行えばビッグファイトになる」とし、「相手はジャパニーズボーイの中谷正義がいいかもしれない。中谷はハードパンチャーでロペスとも渡り合った男だ」と語った。
ロマチェンコにとって次戦は再びパウンド・フォー・パウンドの上位に返り咲くために決して負けられない試合となる。扱いにくく頑丈な中谷はロマチェンコにとって難しい相手になると同メディアは予想している。
現在19勝1敗13KOの中谷は、現ライト級統一王者で人気を誇るテオフィモ・ロペスと2019年に善戦したことに加え、先日はWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦で同級12位フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に2度のダウンを奪われながらも大逆転でKO勝ちを掴み、米ファンからも注目を集めている。
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