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「井上尚弥に次に挑戦する者が心配だ」 あまりの強さにダスマリナスの身を案じる海外メディア

昨日2月11日、現役世界王者やレジェンドファイター、さらには2021年東京オリンピック出場が内定しているボクサーたちが集結し、東京・代々木第一体育館にて開催されたチャリティボクシングイベント『LEGEND』。1試合 3分×3ラウンドのスパーリング形式で、白熱したマッチが繰り広げられた。

大トリを飾った井上 尚弥 (27歳=大橋、WBA&IBF世界バンタム級統一王者)と 比嘉 大吾(25歳=Ambition、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者)との対戦は、エキシビションの範疇を超えた試合として海外メディアに驚きをもって報じられた。

米専門メディアのBad Left Hookは「通常、エキシビジョンとはどちらの参加者も怪我を避けるために全力を出すことはないが、この2人のノックアウトマシンは全く意に介さなかったようだ。」と言及、「ナチュラルウェイトがより小さい比嘉が絶えず前進して”モンスター”に殴りかかるも、井上は芸術的なバックフットで対応。第3ラウンドには両者がヘッドギアを外し、並のグラッジマッチを凌ぐ展開となった。」と驚きを隠さなかった。

実際、対戦においてはスピードで上回る井上が終始試合をコントロール。時折サウスポーにスイッチしたり、ノーガードで比嘉に打たせるといった変則的な動きを入れながら、余裕のパフォーマンスで観客を魅了し、現時点での実力差を十二分に見せつけた。

同メディアは、指名挑戦者として井上の次戦相手に挙げられているIBF世界同級1位のマイケル・ダスマリナスについて「もしこのイベントで見せた井上の姿が、モンスターが楽しんでいるときのそれであるならば、次に戦うことになるフィリピン人の挑戦者が心配だ。」とダスマリナスの身を案じている。

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