「俺がライト級の絶対王者だ」 ロペスがヘイニーを挑発

マイク・タイソンがMCを務めるポッドキャスト番組「Hot Boxin’」に、ボクシングのライト級世界統一王者テオフィモ・ロペス(アメリカ・16戦全勝無敗12KO)がゲスト出演。電話でつながったWBC世界ライト級正規王者のデビン・ヘイニー(アメリカ・25戦全勝無敗15KO)に対し、トレーナーである父親と共に舌戦を繰り広げた。

ライト級統一王者のテオフィモ・ロペスが次戦はヘイニーと戦う意思を示す

番組内でロペスの父親は、現在4月に予定されているIBF指名挑戦者のジョージ・カンボソスJr.との試合が、オーストラリアの入国制限により実現しない可能性を示唆、もしそうなった場合には、ロペス陣営はカンボソス戦の代替としてヘイニーと試合を行う意思があることを伝えた。

現在ライト級のIBF・WBA・WBO・WBCフランチャイズ王座を保持しているテオフィモ・ロペス。「自分はWBCからも正式に認定された疑う余地のない統一チャンピオンである」と自身の王座の正当性を強調した。一方ヘイニーは、自分が保持するWBC王座こそが正当であり、ロペスはまだ本物のWBCベルトを手に入れていないと応戦した。

いずれにしても、この2人の対戦が実現すれば“疑いの余地がない”統一王者がどちらであるのかが明確となるであろう。

今後の行

ロペスとプロモーター契約を結ぶトップランク社CEOのボブ・アラム氏は先日海外メディアのインタビューを受けた際、ロペスとヘイニーとの対戦については一切言及せず、あくまで次戦はカンボソスとの戦いであるとのスタンスを表明。

さらに5月に計画されているIBF世界スーパーライト級&WBA同級スーパー王者ジョシュ・テイラー(イギリス・17戦全勝13KO)とWBC&WBO世界同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(アメリカ・26戦全勝17KO)による王座統一戦の勝者と戦うことも次のビジョンとして示している。

カンボソス戦はオーストラリアで大観衆を集めチケット収益を期待できるのに対し、ロペスとヘイニーの戦いは話題性にかけるマッチであるとアラム氏は捉えているようだ。

果たしてロペスの父親が示唆した通りカンボソスとの防衛戦が実現しない場合にアラム氏がどういった判断をするのか。ロペスの次戦の動向が注目される。

Teófimo López | Hotboxin’ with Mike Tyson

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