マニー・パッキャオ vs ライアン・ガルシア 4月下旬にも実現の可能性

両陣営の間で交渉が行われていることが明かされている、ボクシングのWBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(アメリカ)と6階級制覇王者でWBA世界ウエルター級スーパー王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦について、4月下旬にも実現する可能性が出てきた。

海外スポーツメディアのEssentially Sportsによると、ガルシアの代理人であるグアダルーペ・バレンシアが具体的な開催候補日を関係者に対して明かしたようだ。

代理人のバレンシアによると、対戦候補日は4月24日か5月1日で検討されているとのこと。これは当初噂されていた9月1日よりも4ヶ月も早い開催となる。同メディアはこの理由として、両者ともに年末にもう1試合は公式戦を行いたいと考えているからであろうと予測している。

公式試合なのかエキシビションなのか、ウェイトはどうするのかなど、多くの事柄について、これから調整が必要な状況だという。ただ主戦場とする階級が、ガルシアはライト級(61.23kg以下)、パッキャオはウェルター級(66.68kg以下)と両者の間には大きな体重差があるため、このファイトが実現するのであればエキシビションになる可能性が高いだろう。

両者の思惑が一致か

先日行われたWBC世界ライト級暫定王座決定戦で、ロンドン五輪金メダリストのルーク・キャンベルを下してからこれまでの間、ガルシアはWBA世界ライト級&スーパーフェザー級王者であるガーボンタ・デービスとの対戦を強く希望していた。しかし25日に自身のSNSで“憧れ”のパッキャオとの対戦が合意に至ったことを突然発表してファンを驚かせた。

一方のパッキャオは、かねてよりフィリピンの新型コロナウィルス感染拡大に対する支援の寄付金を集めるために、総合格闘技団体UFCのスターであるコナー・マクレガーとの対戦を希望していた。しかし、1月23日に行われた「UFC257」でマクレガーが敗戦を喫したことにより、計画の変更を余儀なくされていた。

両者の思惑が一致する形になり、果たして開催が実現するのか見守りたい。

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