マニー・パッキャオ vs エロール・スペンス  VADA採用・再戦条項なし

8月21日にラスベガスで行われる6階級制覇王者で現WBA世界ウェルター級休養王者マニー・パッキャオ(フィリピン・62勝7敗2分39KO)と同級WBC・IBF統一王者エロール・スペンスJr.(米・27勝無敗21KO)とのタイトルマッチ。この大一番に向け、スペンスがYouTubeチャンネルの『Barbershop Conversations』内で想いを語った。

「トレーニングキャンプモードに体を仕上げているところだ。最高の状態を作り上げ、マニー・パッキャオをKOして引退に追い込むため自分にできる最善のことをしている」

「俺は前回の試合よりもずっと強く、体も仕上げていく。もし前回の(ダニー・ガルシアとの)試合を見て弱点を見つけようとしているのなら、彼は大変なことになるだろう。それよりもクリス・アルジェリ、ラモン・ピーターソン、ケル・ブルックとの試合を見るべきだ」と語り、前回の試合は本来の自分の強さではないことを強調した。

スペンスによると今回の試合はVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)による薬物検査が採用されることが決まっているとのこと。VADAはラスベガスに拠点を構え、厳格な薬物検査を実施することで知られている。また今回の試合後に再戦を義務付ける条項は契約に含まれていないようだ。

現在42歳のパッキャオは母国フィリピンで政治家として活動しているが、政治活動に専念するために残りはあと1試合か2試合のみの予定だと報じられている。

今年度屈指のカードとなる本マッチの会場はまだ発表されていないが、NFLレイダースの本拠地であるラスベガスのアレジアント・スタジアムが候補に上がっている。全米にはFOXのペイパービューで放映される予定だ。

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