「井上尚弥は簡単に片付けられる」 留まることのないフルトンの自信

WBO世界スーパーバンタム級新王者のスティーブン・フルトン(米)がポッドキャストチャンネルの「Last Stand Podcast with Brian Custer」番組内で、留まることのない自信を語ってみせた。

先月カリフォルニア州カーソンで開催された世界戦でルイス・ネリ(メキシコ)を7回TKOに破り、WBC世界スーパーバンタム級&WBAレギュラー王者となったブランドン・フィゲロア(米・22勝無敗1分17KO)との統一戦が9月11日に内定しているフルトン(19勝無敗8KO)。

1階級下の現バンタム級WBA・IBF統一王者である井上尚弥との対戦に話が及ぶと「彼をきれいに片付ける自分が想像できる。彼は自分にとって小さすぎるし、リーチも届かない。上手いことは確かだが自分ほどではない。ネリに起こったことがまた起こるよ」と豪語。以前にも井上を簡単に倒せると発言していたフルトンだが、相変わらず自信に翳りはないようだ。

次戦のフィゲロア戦については「フィゲロアは自分が持っている距離と高さをうまく使えておらず、戦い方が一辺倒だ。自分のほうがより大きく高さもあって、距離も取れる。試合は俺がノックアウトして終わるだろう」と予測。

さらに「フィゲロアに勝利したらパウンド・フォー・パウンドリストに入ることが検討されると信じている。それだけでなく、年間最高試合の候補になり、その後は年間最高選手にもなれるかもしれない」と展望を語った。

「122パウンド(スーパーバンタム級のリミット体重)で4団体統一王者はまだ生まれていない。自分がその最初の人間になりたい。その上で階級を上げてWBO王者の(エマニュエル)ナバレッテと戦うかもしれない」と述べた。

現在スーパーバンタム級の主要ベルトはWBCをフィゲロア、WBAスーパー・IBFをムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン・9勝無敗7KO)が保持。アフマダリエフの次戦はWBA同級ゴールド王者ロニー・リオス(米)との指名試合が決定している。

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