「メイウェザーにぶっ飛ばされる」　マイク・タイソンがローガン・ポールに直言

２月２０日に予定されているボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと世界的人気YouTuberローガン・ポールとのエキシビションマッチについて、マイク・タイソンが持論を展開した。

タイソンはポールがホストを務めるポッドキャストIMPAULSIVEにゲスト出演。メイウェザーとポールの戦いについてどう思うか、もう一人のホストに尋ねられると、全く躊躇することなく「彼はフロイドにぶっ飛ばされる」と語った。

ポールが続けて、自分が強いパンチをメイウェザーに着弾させるチャンスはあるかと尋ねると、タイソンは「メイウェザーは引退してもジムにいる。彼は麻薬はやらないがジム通いの中毒なんだ」と語り、マネー（金の亡者）の異名を持つ男の裏の顔が「練習の虫」であることを強調し、そのメイウェザーにパンチを当てることは現実的には難しいという見解を示した。

その後ポールが再びタイソンに対して、メイウェザーに強力な一発を当てるチャンスがないか尋ねると、タイソンは「彼はショーの見栄えを良くするために数回殴らせるかもしれない」と発言。最後はポールを気遣ってか、「２人がリングに入ると、何が起こるかわからないね」と笑ってみせた。

一方、人気格闘技ポッドキャスターのジョー・ローガンも最近の自身の番組「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」で本エキシビジョンマッチを取り上げポールがレジェンドに対抗するチャンスがあるのかを分析した。

ローガンはポールがメイウェザーに対して持っている唯一の利点はサイズだとし、少なくともその点では特定の状況下でポールに有利に働くと考えた。そして、そのサイズを活かすことができるのはレフリーの質が悪い場合に最も有効とし、ポールがメイウェザーをクリンチでホールドしながら殴ることができればポールのようなアマチュアでも深刻なダメージを相手に与えることができると語った。

本マッチについてはボクシング界を盛り上げるショーとして好意的に受け取る層と、ボクシングという伝統ある競技に対する冒涜と受け取る層に二分されている状況だが、果たしてファンにどのようなドラマを届けてくれるのかを見守りたい。