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ゾラニ・テテがスーパーバンタムに階級アップ 将来的に井上尚弥と対戦の可能性も

ボクシングの元WBO世界バンタム級王者・ゾラニ・テテ(南ア)が現在の主戦場であるバンタムからスーパーバンタムに階級を上げる予定であることを、米専門メディアのBoxingScene.comが報じている。

テテのマネージャーによると「彼が階級を上げるのは今年でもう33歳になることに加え、もう18ヶ月も戦っていないこと」が理由であるとしている。
直近の試合は2019年にイギリスのバーミンガムでジョン・カシメロによりノックアウト、WBOのベルトを奪われている。
同メディアによると、173cmとバンタム級としては長身のテテは以前よりこの階級での減量に苦労していた模様で、彼の関係者は現状より2階級上げることも視野に入れているようだ。

マネージャーは「一気にフェザー級まで上げたいのが本音だ。年とともにハンドスピードや反応速度など多くのことが衰えていくなかで、33という彼の年齢を考えると、もう減量で無理をして欲しくない」と語っている。

さらにマネージャーは将来のビジョンとして「我々はスーパーバンタム級にもそう長く留まることはないだろう。この階級で慣れさせてまずは世界タイトルを取ってからフェザー級に上げていきたい」とプランを明かした上で、「フェザー級はテテに最も適した階級だ。多くのボクサーが年齢を重ねても一つの階級に留まりたがるが、それは健康にとってはよくないことだ」と述べている。

現在28勝4敗21KOのテテはWBOバンタム級王座、2014年にIBFスーパーフライ級王座と、2階級を制覇している。
関係者が望むようにスーパーバンタムでも王座を掴み3階級制覇を達成した暁には、来年以降に同じくスーパーバンタムに階級を上げる可能性のある井上尚弥との対戦が実現する可能性も見えてくる。

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