【結果】WBO世界フェザー級タイトルマッチ ナバレッテ vs ディアス

ボクシングのWBO世界フェザー級王者エマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)の初防衛戦。同級6位のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)を挑戦者に迎えて24日(日本時間25日)米フロリダ州キシミーで行われ、ナバレッテがディアスを12回2分49秒TKOに沈めた。本勝利によりナバレッテは戦績を33勝1敗28KOとした。

戦前にナバレッテが宣言していた通り、試合は戦争(WAR)と呼ぶにふさわしい壮絶な戦いとなった。試合中にナバレッテが奪ったダウンは4回に1度、8回に2度、12回に1度の計4回。しかしディアスも驚異的な精神力により反撃を行い、試合内容はナバレッテにも決して楽なものでなかった。

試合後のインタビューに答えたナバレッテは「彼がタフで強く、ハードに打てるのは分かっていたが、全て自分の予想を上回った。」「効かせるたび、ダウンさせるたび、彼はなぜか弱くなるのではなく逆により強くなって反撃してきた。リング上で彼はまさに野獣(ビースト)だった。彼と、彼の今夜したことに対して最大のリスペクトをしている」と対戦相手のディアスを讃えた。

また、最後12回のストップについては「彼が効いていたのは分かったし、タオルを投げてくれたのはよかった。心配だったが試合後に話して深刻なダメージはなく問題なく言葉を交わすこともできた」と心中を語った。

今後戦いたい相手を問われたナバレッテは同階級のWBAスーパー王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)とWBC王者のゲーリー・ラッセルJr.(米)の名を上げて「もし彼らとの戦いが実現できないのであれば、階級を上げた先でビッグファイトを行いたい」と話した。

同興行で行われたエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)対デスモンド・ニコルソン(米)は4度のダウンを奪ったベルランガが3−0の大差判定で勝利。デビュー以来16戦連続で続いていた1ラウンドKO記録はついに途絶えたが、今回の勝利で戦績を17勝無敗16KOとした。

ナバレッテ vs ディアス戦 ハイライト
ベルランガ vs ニコルソン戦 ハイライト
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