マニー・パッキャオ クロフォードまたはスペンスJr.との対戦を希望

ボクシングの6階級制覇王者で現WBA世界ウェルター級休養王者マニー・パッキャオ(42・フィリピン)が同級WBO王者のテレンス・クロフォードか同級IBF王者エロール・スペンスJr.との対戦に前向きな姿勢を見せている。フィリピンメディアのDAILY TRIBUNEが伝えた。

長期間ボクサーとして活動していないことを理由に、現在WBAのスーパー王者から休養王者に降格となっているパッキャオだが、「タイトルを持っている人間と戦いたい」と改めて世界タイトルの奪取に意欲を示しているという。

記事によれば、名前を挙げた2人の選手のうちでも特にクロフォードとの対戦に意欲的であり、クロフォードのプロモーターであるトップランク社のボブ・アラム氏に対し、ファイトマネー4千万ドル(約42億円)の条件を提示したようだ。

2019年7月のキース・サーマン戦以来、長期間試合から離れているパッキャオであるが、ウェルター級のリミットである147パウンドに対して現在も152パウンドを維持していることを明かし、自身のコンディションが好調であると示唆している。

現在62勝7敗2分のパッキャオは、政治家としての活動に専念するため引退を決めており、残りはあと1試合か2試合のみの予定だと報じられている。引退への花道となるその試合に関しては、これまで総合格闘技団体UFCのスターであるコナー・マクレガーやWBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(アメリカ)との対戦が取り沙汰されてきた。しかしここに来て、同階級のタイトル保持者であるトップファイターとの対戦に舵を切った形だ。

  1. この記事へのコメントはありません。