打倒井上尚弥に自信 ロシアのニコライ・ポタポフ

27日にロシアのモスクワで行われたニコライ・ポタポフ(露)とオスカー・リチャード(タンザニア)のバンタム級8回戦は終始試合を支配したポタポフが判定で勝利した。

現在バンタム級でWBO3位、IBF7位、WBC14位につけるポタポフ(23勝2敗1分)が、この試合の勝利後に『モンスター』狩りを宣言したとボクシングシーン.comが報じている。

試合後のインタビューで「6ヶ月の期間が空いていたが8ラウンドを気持ちよく戦えた。『モンスター』を倒す準備はできている」と好調さをアピールしたポタポフ。アマチュアで180試合以上の経験もあり「これまでも井上のようなハードパンチャーを倒してきた。インファイトでもアウトボクシングでも彼のスタイルはわかっているので、倒すのは難しくないだろう。モンスターを連れてこい!」と鼻息荒く井上との対戦を要求した。

また、ポタポフのプロモーターであるディミトリ・サリタ氏も取材に対し、ポタポフが井上を以前から標的にしている事を明かし「初めて井上の試合を観たときから、彼の倒し方が分かるとポタポフは言っている。世界中で様々な経験を積んできたから、あのようにパワーに頼るファイターを無効化する方法が正確にわかると言うんだ」と語った。

現在はバンタム級の主要4団体統一にフォーカスしている井上。今や多くの野心あるボクサー達がいつか拳を交えたいと熱望される存在となっている。ドネアとカシメロの統一戦消滅が取り沙汰される中、井上を中心に動くバンタム級戦線の行方から目が離せない。

2017年3月 ニコライ・ポタポフ vs アントニオ・ニエベス
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