岩佐亮佑 5回TKO負け WBA・IBF世界王座統一ならず 

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者・ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と同級IBF暫定王者の岩佐亮佑との王座統一戦が4月3日(日本時間4日深夜)にタシケントで行われ、5回TKOで岩佐が敗れた。

侍の姿でリングインした岩佐。立ち上がりからプレスをかけるアフマダリエフだが、序盤はジャブの差し合いの中両者甲乙つけ難い展開。しかし2回からプレッシャーを強めて的確にジャブをヒットさせるアフマダリエフに後退を余儀なくされるシーンが目立つ。5回アフマダリエフの連打を喰らい後退する岩佐を見たレフェリーが試合を止めた。

2018年にプロに転向してから2年足らずの2020年1月にダニエル・ローマンを判定に破り世界王座を獲得したリオ五輪銅メダリストのアフマダリエフは、今回初防衛に成功して戦績を9勝無敗7KOとした。一方、今回の戦いで岩佐の戦績は27勝4敗17KOとなった。

WBO王者のスティーブン・フルトン(アメリカ・19勝無敗)、WBAレギュラー王者のブランドン・フィゲロア(アメリカ・21勝 16KO無敗1分)、WBC王者のルイス・ネリといった王者がひしめく現在のスーパーバンタム級に今後アフマダリエフがどう絡んでいくのか見ものだ。

アフマダリエフ vs 岩佐亮佑 ハイライト
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