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【結果&インタビュー】注目のメキシカンヘビー級対決 アンディ・ルイス vs クリス・アレオーラ

メキシコ系ボクサーのヘビー級対決として米国で注目されていた元WBA・IBF・WBO統一ヘビー級王者アンディ・ルイスJr.(米)とWBA9位クリス・アレオーラ(米)による12回戦が5月1日(日本時間2日)カリフォルニア州カーソンで行われ、3−0の大差判定でルイスがアレオーラを下した。

ルイスは2回にアレオーラが打ち下ろした右ストレートを側頭部に喰らい、膝をつく形でダウンを奪われる。3回にもアレオーラの左フックがヒットしてルイスをぐらつかせるが、その後はルイスが持ち直して終始アウトボックで試合をコントロールした。

3人のジャッジによる採点は118−109、118−109、117−110。大差判定で勝利をつかんだルイスは戦績を34勝2敗22KOとした。

ルイスは2019年6月、下馬評では圧倒的に不利とされるも無敗の王者アンソニー・ジョシュアから4度のKOを奪って大金星を挙げ、3団体の王座を獲得してメキシコ系初のヘビー級王者となった。しかし半年後の12月に行われたリマッチにおいて、完全にアウトボクシングでジョシュアに完封されてベルトを失っていた。ルイスにとっては約16ヶ月ぶりの試合となる今回の再起戦だったが、見事勝利で飾る形となった。

試合後のリングインタビューでルイスは「アレオーラはベテランでありハードパンチャーだった。自分たちにできることは全てやって勝利をものにすることができた」と語った。判定内容を不服とする一部の観客からのブーイングに対しては「思い出してくれ、俺はどん底までいって、そこから這い上がらなければいけなかったんだ」 と反論した。

対するアレオーラは「ルイスの勝ちでもいい。だが2回と3回しか自分が(ポイントを)取っていないというのはクソだ!」と大差判定を付けたジャッジたちに不満をぶちまけた。3人のジャッジのうち、2人は2回のみ、もう1人は2回と3回のみアレオラにポイントをつけていた。

アンソニー・ジョシュアとタイソン・フューリーの統一戦が夏にも実現の可能性が取り沙汰される中、2度目の王座返り咲きを狙うルイスがヘビー級タイトル戦線にどう絡んでいくのか楽しみに見て行きたい。

2ラウンドのダウンシーン
アンディ・ルイス vs クリス・アレオーラ戦 入場シーン
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