加熱するスーパーフライ戦線 ロマゴンvsエストラーダ後の井岡参戦に注目

米ボクシングニュースサイトのBoxingscene.comは「2021年に見たい10の試合」と題し記事を掲載した。

タイソン・フューリー vs アンソニー・ジョシュアやエロール・スペンス vs テレンス・クロフォードなど、中重量級トップスター達の名前が並ぶ中、スーパーフライ級の井岡一翔 vs ファン・フランシスコ・エストラーダがピックアップされた。

記事では大晦日に行われた田中恒成との激闘を制したWBO王者の井岡につき、彼が最高のステージで戦う姿を誰もが見たがっているとしている。そして、経験豊富なエストラーダは井岡にとって野心的すぎる相手かもしれないが、非常に見応えのある戦いになるであろうと予測した。

スーパーフライ級においては屈指の注目マッチであるWBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との統一戦が3月13日に予定されている。

元パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位のゴンザレス(50勝2敗41KO)は“チョコラティート”の愛称でも知られ、エストラーダ(41勝3敗28KO)とは2012年に対戦し判定勝ちしている。対するエストラーダはリング誌パウンド・フォー・パウンドでは現在8位にランクされており、軽量級屈指のハイレベルな試合になることは間違いないだろう。

WBCはこの試合の勝者に対し、ランキング1位のシーサケットとの防衛戦を義務づけると発表しているが、IBFを8度防衛中の王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)もロマゴンとの対戦を熱望していると報じられており、日本が誇るWBO王者の井岡も交えた強豪がひしめくスーパーフライ級戦線から目が離せない。

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