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新星ライアン・ガルシアが金メダリストのキャンベルを粉砕 次戦はデービスを希望

ボクシングのWBC世界ライト級暫定王座決定戦が2日(日本時間3日)、米テキサス州ダラスのアメリカンエアラインセンターで行われた。

次世代スター候補として注目されるライアン・ガルシアと、ロンドン五輪金メダリストであるルーク・キャンベルが激突、ガルシアが壮絶なボディショットによりキャンベルを7回TKOに沈めた。

これまで、ガルシアはSNSを通じて若者層からの絶大な人気を誇る一方、人気と実力が伴っていないとして一部のコアなボクシングファンからは”SNSボクサー”などと揶揄されることもあった。しかし今回、最大の試練とされた難敵を圧巻の強烈ブローで退けた事により、米ファンに対しその実力が本物であることを証明した。

キャンベルはガルシアのフィニッシュブローについて「起き上がろうとしたができなかった。彼がやってくるのを感じて後ろに動き、少し力を抜いたまさにその瞬間だった」と語った。

ガルシアは今回の勝利により、統一王者のテオフィモ・ロペス、WBC王者のデヴィン・ヘイニー、そしてWBAのレギュラーベルトを保持するガーボンタ「タンク」デイビスなど、名だたるスターがひしめくライト級の第一線に躍り出た。

ガルシアは試合後のインタビューの中で、最も望んでいる戦いは、10月にレオ・サンタクルスに対して衝撃的なノックアウト勝利を収めた26歳のガーボンタ「タンク」デイビスとの一戦であると述べた。

そして「自分が誰であるかは自分で決めること。周りの人間が決めることではない。そして今夜、私はチャンピオンたることを選んだ。それだけだ」と述べた。

今後のライト級戦線から、しばらく目が離せそうにない。