マニー・パッキャオ エロール・スペンス戦に向け気合十分

8月21日(日本時間22日)にラスベガスのT-Mobileアリーナで行われるWBC・IBFウェルター級統一王者エロール・スペンスJr.(米・27勝無敗21KO)とのタイトルマッチに向けて既に米国入りをしているWBA同級休養王者マニー・パッキャオ(フィリピン・62勝7敗2分39KO)。トレーニングキャンプ3日目を迎えたパキャオが「時差ボケもあったが、今は問題ない」と報道陣を前に軽快な動きを見せた。

相手がサウスポーで身長差もあることについては「今までも戦ってきたから問題ない」と自信を覗かせ、「私が望むものは本物のファイトだ」「ファンに良い試合を届けられるようにトレーニングに集中する。ただそれだけだ」と来たる8月21日の決戦に向けての思いを語っている。

ボクシングシーン.comによるとパッキャオは渡米時に7月4日にマニラからLAに向けて乗った飛行機が急遽医療的処置の必要となった乗客のために東京に緊急着陸、その後一旦マニラに戻り再びLAに向かったという。

そのことから米国に到着した時は時差ボケとなったが、初日から8kmの走り込み、腹筋1000回のメニューを精力的にこなし、さらにVADAによる抜き打ちのドーピングテストも受けたという。

「エロール・スペンスは非常に難しい相手だ。今までで最も難しいかもしれない」と最大限の警戒をするパッキャオ。「私はこれまでの人生で常に弱者だった。だからこそ努力をしてこれたんだ」と自身のボクシング人生を振り返る。「フィリピン国民と世界中のフィリピン人の愛と祈りが私を支え、鼓舞してくれている」「私は祖国の栄光のために、そして世界中の弱者のために戦う」と誓い、闘志をみなぎらせた。

米トレーニングキャンプ3日目のパッキャオ

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